伊勢志摩には、人々が暮らす絶景に囲まれた離島がある。
鳥羽市には「答志島」「菅島」「坂手島」「神島」と4つの有人島があり、フェリー乗り場から定期船が往来しています。絶景を追い求めるハイカーにとって、離島でハイキングを経験しないという選択はありえません。
目指すは鳥羽の有人島の中で最も大きく、人口約1850人が暮らす島「答志島」。島に渡るために、まずは鳥羽駅から徒歩6分のフェリー乗り場に集合です。さぁ、船旅から「答志島スカイライン絶景ハイキング」へ出かけましょう。
答志島について
答志島は、鳥羽港の北東約2.5キロメートルに位置する鳥羽市最大の島であり、答志(とうし)、答志和具(とうしわぐ)、桃取(ももとり)の3集落があります。地形は、総面積6.98平方キロメートル、周囲26.3キロメートルで、島の80%が自然林で占められており、桃取町の奈佐には、市の木であるヤマトタチバナの原木が生えており、県の天然記念物にも指定されています。
鳥羽市ホームページ 答志島 https://www.city.toba.mie.jp/soshiki/kikaku_keiei/gyomu/seisaku_keikaku/rito_shinko/2019.html
最大標高 101m | アクセス 車・バス 〜船 | 横断距離 6.8km |
駐車場 有料あり | 横断目安 約2時間 | 定期船乗り場 2ヶ所 |
初心者 やや おすすめ | おすすめ 秋・冬 |
最大標高 101m | アクセス 車・バス 〜船 | 横断距離 6.8km | 駐車場 有料あり | 横断目安 約2時間 | 定期船乗り場 2ヶ所 | 初心者 やや おすすめ | おすすめ 秋・冬 |
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絶景ハイキング 答志島の「桃取地区」から「和具地区」までを徹底案内
鳥羽マリンターミナルに到着したら、定期船の切符を手に入れましょう。行き先は答志島「桃取行き」です。
お車でお越しの場合でも、鳥羽マリンターミナル近くに有料駐車場があります。また、鳥羽駅のJR改札口付近の駐車場がリーズナブルなお値段なので、オススメです。
絶景チェックポイント①
絶景チェックポイント②
絶景チェックポイント③
絶景チェックポイント① 目指せ答志島「定期船のデッキで見る鳥羽の風景」
出発してそうそう、答志島桃取〜和具 絶景ハイキングの第1絶景チェックポイント「定期船のデッキで見る鳥羽の風景」です!
船上から望む絶景は、確実に抑えておきたいポイント。
鳥羽マリンターミナルから答志島 桃取までの乗船時間は約12分。船に乗り込んだら、迷わずデッキに登ってください。波を切り颯爽と進む船の上で、潮風を感じながら鳥羽の海を存分に楽しみましょう。
絶景チェックポイント②穏やかな時間が流れる「答志島 漁師町の風景」
答志島「桃取」地区に無事、到着しました。船をおりてすぐのところには「答志島 桃取」定期船乗り場があります。
定期船乗り場には、お手洗いや自動販売機が備え付けられていますので要チェック。
さて、ここからが「答志島スカイライン 絶景ハイキング」の本番開始です。しっかり身体を伸ばしてストレッチをしたら、島の地図を確認して海沿いの三重県道759号答志桃取線、通称「答志島スカイライン」を歩いていきましょう。
答志島スカイライン絶景ハイキングのルートは、ほぼ一本道なので迷うことはありません。序盤の桃取地区では、常に左側に海を望みながら進んでいきましょう。
答志島は伊勢志摩で指折りの漁師町です。桃取地区の特産としては、ブランド牡蠣「桃こまち」やワカメなど。答志島ではフラッと道を歩くだけで、島の漁業の空気感に触れられます。
第2絶景チェックポイント「答志島 漁師町の風景」に到着です。映り込む漁船の影が、波で小刻みに揺れていました。静けさの中で聞こえてくるのは、虫の音や鳥の鳴き声、そして遠くの船のエンジン音。何か動いたと空を見上げると、大きなトンビがこちらに手を振ってくれているようでした。
漁師さんや海女さんたちの日常は、私たちにとっては非日常。目の前に広がる島の情景に、ゆっくりと時間が流れていました。
絶景チェックポイント③圧倒される太平洋の大パノラマ「答志島 RAY FIELD」
「答志島じかん」の虜になってボーと海を眺めていたら、いつの間にか夕方に。なんてことがあるので注意が必要です。
日帰りの場合、定期船の時間を考慮しておくことは大切だよ。
桃取地区 定期船乗り場から約2km。徐々に民家が少なくなり、ここから海沿いの道が一転。山へと続く坂道に入っていきます。水分補給をしっかりとって、気合を入れてください。
実はここまで眺めてきた左側に見える海の絶景は、伊勢湾でした。そして、これから望む海は伊勢湾の反対側「太平洋側」の絶景へ。「伊勢湾」と「太平洋」の絶景を両方味わえるのは、答志島スカイライン絶景ハイキングの魅力です。
答志島スカイライン 山エリアの坂道約2kmを登り切り、ふぅと一息。しかし、ここで登りは終わりではありません。あたりを見渡すと、右側に第3絶景チェックポイント「RAY FIELD」の入口看板を見つけます。
さぁ、後少し。標高約68mのRAYFIELD入口から、一気に標高約101mまで山を登ります。
時期によっては草木が生い茂っているよ。肌がかぶれないように、しっかりとガードした格好で臨もう。
お待たせしました。ついに答志島スカイライン絶景ハイキングの第3絶景チェックポイントでありゴール地点、「答志島 RAY FIELD」に到着です!スタート地点「桃取地区」の定期船乗り場から約4.5kmの道のりを経たことで、達成感が半端ありません。
170メートルから、海に浮かぶ島々を眼下に見晴らす答志島の絶景ビュースポット。答志島はレイライン(太陽の道)に位置していることから、RAYFIELD(レイフィールド)の名がつけられました。
サンサンと太陽の光が降り注ぐ180度の大パノラマに息を飲むこと間違いなし。兎にも角にも圧倒的な開放空間で気持ちが良く、まるで海鳥になれる体験をRAYFIELDで実現できます。
RAYFIELDを満喫したら、ゆっくり答志島和具地区を目指そう。
船旅ふたたび!答志島「和具地区」から帰りの定期船に乗り込もう。
RAYFIELDから約1.5mのほぼ下り坂を進むと、答志島の和具地区「サンシャインビーチ」にたどり着きます。予定している定期船の時間に余裕があれば、ビーチでユラユラと揺れる波間で島じかんを過ごしてください。
帰りの定期船に乗り込めば、行きとは別の船旅を楽しめます。ぜひ、帰りも定期船のデッキに上がって答志島を眺めてください。そして、船上から答志島スカイライン絶景ハイキングで歩いてきた軌跡を振り返りましょう。