弘法大師空海も鳥羽の地と密接な関係を持っています。伊勢市にある金剛證寺を真言密教の道場として創立させた空海は、その奥の院として鳥羽の丸山の奥地に丸興山庫蔵寺を建てます。昔から鳥羽の山々には海から来る常世の気が集まると言われており、太陽の霊力を帯びた森の中に空海は最適な修行の場を見出したのかもしれません。中国から真言密教をもたらした空海は、唐長安青龍寺の恵果和尚から大日如来を意味する「遍照金剛(この世を遍く照らす最上の者)」の灌頂名を与えられました。大日如来は宇宙の真理を現す仏。そして、その象徴は太陽です。ここでもやはり太陽の霊力と鳥羽との深い関わりを見出すことが出来ます。このように、鳥羽には多くのパワースポットが存在しているのです。
空海も修行の地として選んだ 霊力溢れる地 鳥羽
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