気軽に登れる鳥羽三山ハイキングに出かけませんか?
鳥羽市街を取り囲むようにそびえる低山「日和山(ひよりやま)・樋ノ山(ひのやま)・城山(しろやま)」は総称して鳥羽三山と呼ばれています。
気持ちの良い緑の登山道の先に広がっているのは、広大な鳥羽湾の景色!また鳥羽三山を巡ると、自ずと九鬼嘉隆ゆかりの神社仏閣にたどり着くのもオススメなポイントです。鳥羽駅からのアクセスが抜群に良く、とても良い運動になりますよ。今週末は往復約3時間の「鳥羽三山絶景ハイキング」に出かけましょう!
最大標高 160m | アクセス 電車 車・バス | 往復距離 5.4km |
駐車場 有料あり | 往復目安 約2時間30分 | 駅・公園・神社 4ヶ所 |
初心者 やや おすすめ | おすすめ 春・秋 |
最大標高 160m | アクセス 電車 車・バス | 往復距離 5.4km | 駐車場 有料あり | 往復目安 約 2時間30分 | 駅・公園・神社 4ヶ所 | 初心者 やや おすすめ | おすすめ 春・秋 |
往復のハイキング距離と標高データ
※.ハイキングルート計測で活用しているYAMAPは、オフラインの山中でも現在地を確認できる登山アプリです。最新のルート状況をはじめ、全国各地の登山情報を網羅しています。詳細はこちらから。
日和山(ひよりやま):標高 約69m
樋ノ山(ひのやま):標高 約160m
城山(しろやま):標高 約46m
絶景ハイキング JR鳥羽駅前から鳥羽三山(日和山・樋ノ山・城山)までを徹底案内
スタート地点はJR鳥羽駅の出入り口からです。お車の場合はJR鳥羽駅周辺に割安な有料駐車場がありますので、ご利用ください。
水分確保やお手洗いなどの準備は万全かな?駅周辺でばっちり済ませておこう。
絶景チェックポイント①
絶景チェックポイント②
絶景チェックポイント③
絶景チェックポイント④
絶景チェックポイント① 日和山 きらら橋「生命の息吹を感じる森林空間」
日和山遊歩道は最初の登坂が急ですので、自分のペースでゆっくりと進みましょう。数分ほど進めば、あっという間に緑に包まれる森の中です。日和山への訪問を木々や小鳥たちが温かく出迎えてくれます。
そうして、最初の絶景チェックポイント 日和山 きらら橋「生命の息吹を感じる森林空間」に到着!幾年の時を重ねて、変わらず鳥羽の町を見守り続けている森。あふれる生命力を感じます。
日和山には五色モミジがあり、秋には緑・黄緑・黄・橙・赤とその名の通り、五色のグラデーションが楽しめます。山頂の見晴台や森の中の広場でリフレッシュできたら、鳥羽三山の2つ目「樋ノ山」を目指していきます。
日和山周辺の神社仏閣チェックポイント
賀多神社(かたじんじゃ)
奈良時代から続く、戦国大名の九鬼嘉隆ゆかりの神社。
常安寺(じょうあんじ)
九鬼嘉隆の菩提を弔うため、息子の守隆が建てたとされる九鬼家の菩提寺。
絶景チェックポイント②樋ノ山 頂上付近「海と大空を独り占め!160度の大パノラマ」
樋ノ山へを目指す際は「讃岐金比羅宮鳥羽分社(さぬきこんぴらぐう とばぶんしゃ)に向かって歩いて行きましょう。
鳥羽藩初期の藩主 九鬼家の菩提寺「常安寺」を過ぎて、坂道を登って行きます。すると、大きくカーブした道に突き当たります。ここが「樋ノ山登山道入口」です!看板はありませんので、ご注意ください。
また、登山道入口付近では登山道を見つけにくくなっています。場所は間違っていませんので、上記の画像を参考にしながら登山道を見つけてください。
登山道を見つけたら、地面をしっかりと踏みしめて登っていきましょう。木々に囲まれた森の中ですので、とても空気が美味しく感じます。耳を澄まして、風で揺れる木々の音に聴き入ります。
樋ノ山登山では「ジグザグに登ること」を意識してください。あれ?どっちに行けば良いのだろうと思ったら、ジグザグに登りましょう。
序盤の登山道を抜けると、讃岐金比羅宮鳥羽分社(さぬきこんぴらぐうとばぶんしゃ)のお庭にたどり着きます。
樋ノ山周辺の神社仏閣チェックポイント
讃岐金比羅宮鳥羽分社(さぬきこんぴらぐうとばぶんしゃ)
「こんぴらさん」の名で親しまれる金刀比羅宮六分社のひとつ。海上交通の神様として漁業・海運関係者の信仰を集めています。
讃岐金比羅宮鳥羽分社にお手洗いがあります。
讃岐金比羅宮鳥羽分社の本殿を正面にして右側へと進んでください。すると、開けた展望スポットに到着します。
ここが2つ目の絶景ポイント!…ではありません。ここからさらに上へと登っていきます。ゴロゴロとした石が転がっている道なので、しっかりと地面を確認しながら進んでいきましょう。すると、樋ノ山随一の開けた絶景スポットが見えてきます。
お待たせしました。こちらが2つ目の絶景チェックポイント「樋ノ山 頂上付近 海と大空を独り占め!160度の大パノラマ」です。
2つ目の絶景ポイントは、日当たりがとても良くて見晴らしも最高!大きく深呼吸しながら、眼前に広がる160度の大空と海の大パノラマを存分に満喫しましょう。冬の晴れた日には遠く富士山も見えるそうです。
2つ目の絶景チェックポイントを満喫したら、ここから約5分程度の樋ノ山の頂上を目指します。再び、山道に突入しますので気持ちを登山モードに切り替えましょう。あれ、どっち行けば良いだろう?という状況を回避するための合言葉は「赤いテープや杭をロックオン!」です。
鳥羽三山の中で最も高い樋ノ山の標高は約160mです。2つ目の絶景チェックポイントよりも高い位置ですので、これまた絶景を眺めることができます。
樋ノ山の頂上で絶景を望みながら休憩をした後は、登ってきた道を下り讃岐金比羅宮鳥羽分社まで戻ります。そして、樋ノ山の別ルートから3つ目の絶景チェックポイントを目指します。
絶景チェックポイント③樋ノ山 めだかの学校「鳥羽湾を往来する船の姿」
讃岐金比羅宮鳥羽分社を過ぎて、舗装された道路を下っていきます。道路ですので車に注意しましょう。
道路を約5分程度歩くと、樋ノ山の中腹にある「めだかの学校」に到着します。めだかの学校は旅館 扇芳閣の敷地内にある入場無料のスポットです。メダカをはじめとした多種多様な生き物や無料の足湯などが設置されています。
もちろん、めだかの学校からの眺望も良し!3つ目の絶景チェックポイント「鳥羽湾を往来する船の姿」がこちらです。運良くたくさんの船が行き交う姿に遭遇できたら、何だか嬉しくなってしまいますよ。
春のめだかの学校は藤棚のスポット
めだかの学校は、旅館扇芳閣の敷地にある自然豊かな公園で入場は無料です。メダカをはじめとした生き物や、5月には見事な藤棚が広がりますよ。
絶景チェックポイント④城山「戦国時代の水軍の将 九鬼嘉隆も眺めていた、鳥羽湾の景色 」
めだかの学校を後にしたら、最後の絶景スポットのある城山を目指します。道路を下り、旅館 扇芳閣を過ぎて樋ノ山登山道前にたどり着けば一安心です。
常安寺、賀多神社を過ぎて、そのまま真っ直ぐ道を進んでいきます。江戸川乱歩館前を過ぎた先にあるT字路で右折し、真っ直ぐ進んでください。NTT西日本の鉄塔がわかりやすい目印です。
NTT西日本の鉄塔を過ぎた先に、鳥羽市役所があります。鳥羽市役所に到着したら、奥に石垣の見える坂を登って行きましょう。
鳥羽市役所の坂道を抜けて、階段を登るとハートTOBAモニュメントのある「お城公園」にたどり着きます。
鳥羽三山絶景ハイキング、最後の絶景ポイント「戦国時代の水軍の将 九鬼嘉隆も眺めていた、鳥羽湾の景色 」に到着しました。
当時は目の前で広がる鳥羽湾で、九鬼水軍の船団が航行していました。今はなき鳥羽城から時の戦国時代の水軍の将 九鬼嘉隆が眺めていた景色が、ここにありました。
春のお城公園は桜スポット
ハートTOBAのモニュメントが目印のお城公園は、春には桜が咲き誇ります。桜だけでなく、鳥羽湾で行き交う船や電車の姿を一度に拝めるオススメのフォトスポットです。
城山周辺の神社仏閣チェックポイント
大山祇神社(おおやまずみじんじゃ)
瀬戸内海に浮かぶ大三島の大山積神社の末社で、武将 九鬼嘉隆ゆかりの神社。
境内の大銀杏
秋から冬にかけて、見頃を迎えます。境内に落ちたイチョウの絨毯は、一見の価値ありです。【写真の撮影 12月中旬】
鳥羽三山登頂後は、鳥羽グルメを味わうのも◎
城山から鳥羽駅までは特に迷うことはありません。車に気をつけながら、駅方面に向かいましょう。
ちょうどお昼時に鳥羽三山絶景ハイキングを終えたなら、鳥羽グルメでランチはいかがですか?鳥羽駅周辺には美味しいグルメが集結していますので、ぜひお立ち寄りください。
鳥羽三山絶景ハイキング ご参考Q&A
鳥羽駅周辺以外で自動販売機はあるの?
「旅館 扇芳閣さんの駐車場」と「めだかの学校」にありますよ。
山から山へ移動する際には、必ず鳥羽市街を経由しますので飲み物確保は心配ご無用です。
何か注意した方が良い点ってあるのかな。
滑りにくい靴の着用してね。また、季節によっては虫よけ対策をしておこう。